入江工研では水冷ジャケットの製造ノウハウがあるため最適な水路を提案することにより、停滞部分がなくなった
溶接歪を考慮した施工及び精密な加工を実施することにより10μmの公差を実現した
たまたま、当社に来ていた入江工研の営業に相談してみると「入江工研はどんなご要望でも対応致します。溶接と加工を同時に行っている会社は意外に少ないんですよ。溶接を行うと反りが生じ、熱応力が掛かります。溶接前と比較し歪んでしまい、寸法が変わってしまうため精度を出すためには精密加工が必須となります。熱応力の解放も必要ですね。」と頼もしい言葉をいただきました。
入江工研の営業がホワイトボードに図を描き始めました。まず、このような形状の部品が必要だとします。
機械加工専門メーカの場合削り出しで、製作します。材料が無駄になりますね。
入江工研では溶接します。
ただ、普通に溶接すると、このように反ってしまいます。 また、溶接歪を考慮した施工及び機械加工による精密な加工を実施することによって10μm以下の精度まで製品を仕上げることができます。
水冷ジャケットの入口から出口に向けて単に水を流せば、真空チャンバーが均等に冷却できるわけではありません。入江工研は均一な冷却を実現するためのノウハウを持っており、
真空チャンバーのサイズについても幅広く対応しているとのことで、C社にも最適な提案をしてくれました。
また、入江工研は優れた溶接技術により、溶接の不備から発生するリーク(漏れ)も防ぐことができます。水冷ジャケットの溶接部に生じる隙間腐食についても予測し回避します。
「入江工研さんに相談できてよかったです。入江工研の技術力により、目的とする水冷ジャケット付き真空チャンバーをつくることができました」(K氏)