ベローズとは?
■ ベローズとは?
「ベローズ(Bellows)」とは、日本語に訳すと「ふいご」「蛇腹」と言う意味を持ちます。
「ふいご」とはその昔、鍛冶屋さんが窯の中に風を吹き込むために使った道具のことです。
「蛇腹」にはいろいろな意味がありますが、アコーディオンの腹の部分を思い起こしていただくとよいでしょう。
真空を扱う分野では、一般に金属で製作した筒状のものにひだを設け、伸縮性・気密性・バネ性を持たせたものを「ベローズ」と呼んでいます。
つまり、「ベローズ」=「伸縮管」です。
■ 用途は?
ベローズは半導体・液晶・真空機器をはじめとし、加速器・核融合・原子力・石油化学・鉄道・医療・建築等の幅広い分野で、気体・流体の気密封止のシール用部材とし使用されています。
中でも、大気と真空を遮蔽する搬送部のシール材として、また真空バルブや一般産業用バルブの「完全漏洩防止」シール材として多く採用されています。
昨今では特殊な材質の要求や、ベローズ表面のクリーン度、大型化、長寿命など年々高度な仕様が求められています。
■ ベローズの種類
ベローズには、製造方法の違いによりいくつかの種類がありますが、入江工研では下記の3種類を取り扱っております。
成形ベローズ
Formed Bellows |
溶接ベローズ
Welded Bellows |
フレキシブルチューブ
Flexible Tubes |
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※フレキシブルチューブの製造方法は、成形ベローズとほぼ同じです。
自在に曲げる事が出来る事から主に装置の配管接続用として使用
されており、長尺用に適しています。
用途が限られておりますので、以下の説明では省かせていただきます。
■ 製造方法及び特徴
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成形ベローズ |
溶接ベローズ |
| 製造方法 |
まず金属素材で筒(パイプ)をつくり、その内側から圧力をかけて外径となる山を成形加工します。

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精密に波付プレスされたディスク状の薄肉金属板の内縁・外縁を交互に溶接しながら繋ぎ合わせて製作します。

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| 特徴 |
- 面間寸法は大きくなりますが、閉塞部を持たず、伸縮量の小さい用途に適しています。
- 成形加工にて製作するため、自由に山の高さを変えられます。
- 製作工程が少ないため、専用機等により大量生産が可能です。
- 溶接ベローズと比較して、製造コストが安価です。
- 成形加工にて製作するため、比較的伸び率の大きな材質でしか製作出来ません。
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- コンパクトで大きい伸縮量が得られ、長寿命な設計が可能です。
- 内外径の寸法及び厚板を変更する事で、伸縮性やバネ特性の設定が可能です
- 耐圧力に優れています。
- 成形ベローズと比較して、製造コストが高価です。
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材質
※1 |
SUS316L
ハステロイC−22
A5052
A3004 |
SUS316L
ハステロイC−22
AM350 |
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適応比較
※2
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伸縮性 |
○ |
◎ |
| 耐圧性 |
○ |
◎ |
| 曲げ性 |
○ |
◎ |
| 価 格 |
◎ |
○ |
■ 代表的なベローズ材の特性
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耐腐食性 |
耐熱性 |
寿命特性 |
磁性 |
価格 |
| SUS316L |
○ |
○
(500℃以下) |
○ |
なし |
安価 |
AM350
(溶接ベローズのみ) |
× |
○
(450℃以下) |
◎ |
あり |
SUSより
高価 |
| ハステロイC−22 |
◎ |
◎ |
○ |
なし |
高価 |
※1:上記は弊社で一般的に取り扱っている材質であり、上記以外の材質についてはお問い合せ下さい。
※2:弊社で同材質を使用した場合の比較となります。
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